相変わらず東京研修の日々で、今日は休日です。
嫁はコミケでコスってます。
僕はホテルでお留守番です。
研修受けてて思うんですけど、いやー、色んな人間がいるよね。
会社の研修っていうのは「会社が金払って教育させてる」わけじゃないですか。
入社して1円も会社に貢献してないのに、損までさせちゃうわけだから、僕としては非常に申し訳ない気持ちになるのですよ。
会社が決めたことだから別に卑屈になったり恐縮する必要はないと思うんだけど、どーしてもそう思ってしまう。
まぁそんな「申し訳ない」気持ちから、せめて研修はしっかり受けて、勉強しようと思うのです。
だから結構習ってることは理解してるつもりだし、優秀な新入社員に見えてると思う。
まぁ仕事し始めたら事あるごとにサボろうとするダメ社員に変貌してしまうのだけど。
でも、そうでない人ももちろんいるんだよね。
今日の授業終わって、「いやー、今日の内容全然わかんなかったよー。3時くらいから意識朦朧だったー。あははー」みたいにコメントする方。
授業中、講師に質問されても全然答えられない人。
さっき説明受けたことなのに、さっぱり理解してない人。
現状だけを考えると、講師としては「こんなダメ社員差し戻しだ!不採用だ!採用担当責任取れ!」みたいに言いたくなるだろうね。
僕としても、こんなの採用しちゃって、会社もガックリだろうなと思ってしまう。
でもよく考えたら、そうとは限らないんだろうね。
人には向き不向きっていうのが、あるじゃないですか。
たとえば僕は、こういうアタマを使う仕事っていうのは向いてるんですよ。
でも逆に、カラダ使って作業したり調整したりっていうのは、人よりヘタです。
車の運転もヘタクソだし。
仕事すぐサボろうとするし。
今研修中でダメダメに見える人でも、仕事し出したらきっとスゴイ優秀な一面が出るんだと思う。
機械触ったら、すげー調整上手かったり。
すげー丁寧で、最後まで責任もって仕事したり。
休日でも嫌な顔ひとつせず出勤したり。
そういうさ、僕なんかが足元にも及ばないところがいっぱいあるんだと思う。
人間って、複雑だよね。
人によって、活躍できるところと、そうでないところがあるんだよね。
言い換えると、「頑張れるところとそうでないところ」ということだと思う。
何でも頑張ったら、活躍できるんだから。
逆に言うと、頑張らなかったら活躍できない。
当たり前だよね。
そこで思うんだけど、「その人に合っている仕事」っていうのは、「その仕事が必要としている内容」に対して、「気持ちよく頑張ることができる人」ってことだと思う。
仕事が必要としている内容っていうのは、たくさんある。
その中の全部なんて絶対無理だから、一部であったりメインであったり、その中のいくつかが、自分が前向きに頑張れる内容だったら、きっとその人にとってその仕事は向いている仕事だ。
で、逆の言い方をすると、人には「頑張れないこと」っていうのがあるよね。
それは勉強だったりパソコンだったり、機械調整だったり工作だったりという能力的なこともあるけど、残業だったり休日出勤だったりシフト勤務だったり年末年始出勤だったり出張だったりといった勤務制度のこともあるし、ボーナスとか給料とかの待遇もある。
この中で、「これは我慢できない!頑張れない!イヤだ!」という点が、あるじゃないですか。
そしてそれだって、人によってバラバラだよね。
給料が低くたって、平日五時に帰れれば幸せな人もいるし。
給料はある程度高いほうがいいから残業するけど、休日出勤はイヤだって人もいるし。
給料はある程度高いほうがいいから勉強して資格は取るけど、出張はイヤだって人もいるし。
ステータスがとにかくほしいから、知名度ある会社に行ければなんだって我慢するっていう人もいる。
僕は「仕事」なんてのは人生を楽しむためのサブ要素でしかないというか、「やらなきゃしょうがないからやる」という観点だからこう思うのかもしれないけど、
その人にとって「良い仕事」っていうのは、この「仕事が必要とする内容・必要としない内容」と「その人が頑張れる内容・頑張れない内容」がマッチしてることだと思う。
だから、すげー一流企業ですっごい給料もらってたって、その仕事内容に全然やる気が出ないなら、こんな辛いことは無いと思うよ。
なまじ給料がいいから、名声があるから、辞めることもできなくって、がんじがらめだと思う。
逆に工場で安い給料で働いてても、その仕事に熱意がもてたら、その仕事をしている間は、確実にさっきの人よりは幸せだよね。
で、さっきのエリートさんは休日終わると「あー仕事始まるーイヤだー」とかゲンナリして、きっと休日だって満喫することができないんだよ。
絶対人生、損してるよね。むしろ可哀想。
何が言いたいかっていうと、仕事を決めるときに重要なことって、「何がやりたいかを知る」っていうことももちろんあるけど、「何がやりたくないかを知る」っていうのが同じくらい大切なんですよ。
「仕事なんて金のためにやってる」と思うなら、むしろ「やりたくないこと」の方が大事かもね。
仕事してて、週末とかに居酒屋で仕事のグチ言ってる人いるじゃん。
「この前よー、部長が○○言い出して、大変だったよー」
とか、言うじゃないですか。
僕、こういうのイヤなんです。屈辱なんです。
仕事しててイヤなことなんて、腐るほどありますよ。
そりゃそうだ。みんながイヤなこと、面倒だと思うことしてるから、お金くれるんだから。
でもそれが文句言いたいくらいにイヤなら、ちゃんとそれを公言して、改善してもらうよう戦えばいいじゃん、と思うのです。
「アイツ、ワガママばっかり言いやがる」って思われても、別にいいじゃないですか。所詮仕事なんだし。
言ってもどうにもならないことなら、「これはまぁいいか」って妥協するか、妥協できないくらいイヤなら、転職すれば良い。
別に仕事しながら転職活動できるんだし、良い仕事見つかってから仕事辞めれば良いんだから、やる気があればノーリスクでトライできる。
何もしないでグチるだけなんて、悔しいじゃないですか。
なんのために今まで、勉強とか就職活動とか、仕事に頑張ってきたんだって、ムカつくじゃないですか。
そんな人生、僕には受け入れられません。
ワガママ言ったり仕事変えたりするのって、すごくエネルギーが要る、しんどいことです。
だからいざやろうとすると、うんざりすることもあります。
でもガマンしたってやっぱりエネルギー要るんだから、どーせなら幸せになるためにもがいた方が良いじゃないですか。
僕は今まで仕事変えたりしてきて、こういうことをすごく実感するようになりました。
同時に、不満で押しつぶされそうになりながらも、仕事してる人もたくさん見てきました。
そういう人を見てると、僕は本当に、可哀想だと思います。
力になってあげたいと思います。
そういう「仕事で不幸になってる人」は、それを幸せに変えるやり方を知らないんですよね。
仕事で幸せになったこと無いから、既に諦めてる、っていうこともあるけど。
でも、こんだけ世の中に仕事があって、選ぶことも決めることも自分でできるんだから、絶対、「幸せだと感じる仕事」ってあるはずじゃないですか。
そういうことを不幸な人に知ってもらって、幸せになってもらいたいなぁ、って思います。
僕が昔、ギャルゲーで幸せになって、それをみんなに知ってもらいたい!って思ったように、最近では転職とかのからみで、そういうことを感じます。
僕ってそういう生態なんです。
妹属性は、人に尽くしたい属性なのです。
機会があれば、そういうサイトとか始めたら良いかな、って思います。